弘法大師が1200年前に開湯し、信玄公、昭和の文豪が愛した厄除けの名湯

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1999/05/01open

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羽黒山の天狗伝説〜羽黒大宮神社〜
石和町松本にある「山神宮」という神社があります。2月21日に開かれる「お天狗さん」というお祭りがありますが、こんな伝説が残っています。

昔、松本の山に住んでいた天狗様は、たいそう綺麗好きであったそうです。村人達は天狗様が住まわれている山の入口や祠をいつも大切に綺麗にしていたそうです。ところが酒に酔った村の若者が悪戯に肥やしを祠にかけてしまったところ、天狗様は驚いて湯村温泉の奥の羽黒山に逃げこまれたそうです。それ依頼羽黒山(天狗山)には天狗様が住まわれたと伝えられています。

今でも羽黒山の山麓に天狗様を守るようにお宮が建っています。
この神社は級羽黒村の産土神で、元々山宮の大宮神社から分けられたと伝えられています。「甲斐国社記・寺記」によれば、姫宮明神・若宮・天神・子ノ神・山神などもまつられています。境内には巨石がたくさんあり、神の降臨するという磐座(いわくら)ではないかと考えられています。実際に行ってみると分かりますが、お宮の真後ろが突然小高い山になっており、頂上まで見える程お宮側の斜面は木が生えていません。まさに羽黒山自体がご神体と実感させられます。

山頂には積石塚古墳があり、当社の御神体とされています。お彼岸の中日(古くは9月15日)には、近隣の人々が塚まで登って祭りを行っています。温泉通りを過ぎて羽黒町に入り右手に羽黒自治会館と青い字で書かれたトタンの看板が見えます。ここを右折すると神社の石鳥居が見えます。

そういえば湯村の鬼の湯伝説には悪役として、天狗が登場しますが羽黒の天狗様はどうも地元の村人達に愛された気の小さな天狗様のようですね。

 

もう少し先に進むと、弘法石芋伝説の残る「龍源寺」があります。

青松院の十一面観音と合羽地蔵

更に進むと山宮町に入ります。「青松院」というお寺があります。通り沿いに少し開けたバスターミナルがあり、ここを右手に戻るような形で急な坂道があります。坂を昇ると木造藁葺きの山門が現れ、その奥には立派な本殿が見えます。県指定の十一面観音像は、片山(このお寺のある山)の頂上にあった観音堂から移したと伝えられています。湯村の塩澤寺にもあった自然石に石に彫られた頭部だけをのせた珍しいお地蔵さんがありますが、青松院の境内の片隅にも同じ石地蔵があります。こちらはまるで雨合羽を着ているように見えるので「合羽地蔵」と呼ばれているそうです。とても穏やかで丸いお顔をされていて見ているだけで幸せな気持ちになりました。

 

本宮の山宮大宮神社

もう昇仙峡への昇り口まで少しというところに、山宮の大宮神社があります。4つ角を真っ直ぐ行くと昇仙峡へ昇る道、左へ行くと千塚へ、右の方へ曲がると直ぐに2又に分かれるその真正面に石鳥居が見えます。

元々は大宮・羽黒・千塚・荒川・金竹・上飯田・下飯田の7箇所の村の本宮だったと伝えれています。本殿の周りに、高さ一メートル程の石垣がめぐらしてある珍しい構造です。入口には比較的新しい立派な狛犬があり、山門には両脇に珍しい「僧侶?」の木造が安置されています。普通は阿吽の木造や弓と刀を持った武士などが多いように思いますが、大宮神社ではこれが頭を丸めたお坊さんに見えます。

 
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