弘法大師が1200年前に開湯し、信玄公、昭和の文豪が愛した厄除けの名湯

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1999/05/01open

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 北山筋の観音霊場を探せ!!

 

湯村温泉にある松元寺(しょうげんじ)には、下の写真のような石仏・石碑があります。元々は本堂の観音様を参拝できないときに山門横にあるこの出神様にお参りを出来るように石仏が用意されたそうです(一番左)。右の2つは湯村温泉郷の中に点在していた道しるべで、「北山」「一番」「観音」「松元寺」などの文字がきざまれております。

北山筋とは甲府盆地の北部山岳地域の事を指します。甲斐の国は「郡」のほかに「筋」や「領」という区分があったそうです。「筋」は北山・万力・栗原・大石和(おおいさわ)・小石和・中郡・逸見・武川・西郡の「九筋」、「領」は西河内・東河内・郡内の「三領」があったようです。石碑からは北山筋の観音霊場めぐりの第一番目が松元寺であったことが分かります。本尊の観音菩薩は、古くから身代わり観音として有名で、開山は慶長2年(1597年)、湯村温泉を開いたとも伝えられる武田家の家臣大野主水によるものだと伝えられております。古くは、湯谷権現(神社)も、松元寺が管理していたといわれています。

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観音巡礼の札所が番号入りで記録にあるものには「甲斐三十三番観音巡礼」「府内三十三番観音巡礼」の2つがあり、これらの何れも松元寺は入っていません。「北山筋の観音霊場巡り」については「甲斐国志」にのみその記載があり前者2つとは全く別の時代に考えられたもののようです。また、私の知る範囲では松元寺が1番目だったこと以外は分かっていないようです。

巡礼の順序や方向は北山筋の一番が松元寺であることを事実とすると、東側へ順番に巡礼したのではないかと思いますが、「甲斐三十三」「府内三十三」とも重複する寺院が多いので、「北山筋」も重複する寺院があるとすると案外順番はバラバラであったり、後年寺院が移動して位置関係が変わったりということもあります。一つの寺院に複数の札所があることもあります。

観音巡りの数は一般的に三十三・八十八などが多いようです。きっと仏教的な意味があるのでしょう。少なければ十三箇所という可能性もあります。また、北山筋も巨摩郡北山筋という現在の敷島町の北部を指す場合もあり、可能性は少ないと思いますが甲府より西へ巡礼した可能性も全くなくはないと思います。

甲府の特に北部のお寺さんや檀家さん、はたまた見学に行かれる皆さん!どうか上の写真を参考に同じような石碑を見つけましたら是非ご一報下さい。写真の一番右の石碑などは札所への案内標識ですので、必ずしもお寺の目の前にあるものはなく、道すがらに残っていることもあるようです。

情報はこちらへ画像を添付する際には、題名に画像添付と書いて下さいね。JPGかGIFが良いです。

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